魚に羽根が

翼のある魚の絵

【悲惨】クリスマス会の思い出

協調性のない(空気読めない)子供時代のお話。

小学校高学年ぐらいのときにクラスメートの家のクリスマス会にお呼ばれしました。クラスの女子ばかり5~6人が参加していたと思います。

クリスマスプレゼントの交換をするため各自がプレゼントを用意する必要があったのですが、
私はおこづかいをもらっていなかったのと、私自身が親からもプレゼントをもらっていなかったのでプレゼント交換を不参加にしようと思い、何も用意しませんでした。
私は年に一度親戚からもらえるお年玉を引き出し貯金していたのですが、そこからお金を遣いたくなかったのです(ケチだ…)
ちなみに引き出し貯金は、ときどき父に盗まれてパチンコ資金にされていました。


クリスマス会の日、母がクッキーを焼いていました。
母は、お菓子の空き箱にキッチンペーパーを敷いてクッキーを詰めただけの簡素なものを私にもたせてくれました。

私はクリスマス会で
「みんなで食べようぜー!」
とクッキーを出し、動物の形のクッキーはかわいいおいしいと好評でした(みんなのお世辞かもしれんが…)
具体的に何をしたか忘れましたが、ゲームやおしゃべりをして過ごし、プレゼント交換の時間になりました。

私は
「プレゼントを用意していないから、プレゼント交換の音楽をストップさせる役をする!」
と高らかに宣言しました。
しかし、みんなは困惑。かわいそうだから最後に残った一枚のクッキーでプレゼント交換に参加するべきと言うのです…
「さすがにそれはマズイだろー、、一枚しかないし…」
と断りましたが、全員一致で参加を勧めるので、みんなの合意があるのなら…と一枚のクッキーで参戦。
プレゼント交換の方法は全員で輪になり、クリスマスソングを歌いながらプレゼントを回していき、歌が終われば終了というものでした。

私に当たったのはメモ帳や鉛筆が入った文具のセット。クリスマスラッピングもされています。
みんなはきゃっきゃっしていますが、クッキーが当たった子だけ暗い顔をしています。
「悪かったな、ごめんよ…」
と謝ると
「いいよー…」
と元気はないけどその子は私を責めませんでした。


帰宅した私が母にその話をすると、さすがにその子がかわいそうだと言い、母と近所の文具店でプレゼントを選びました。
クッキーが当たった子の家に行き、そのプレゼントを渡すと大変喜んでくれました。
私はほっとしました。


私のクリスマスプレゼントは父のパチンコの景品でした。父はクリスマスだろうが、子供の誕生日だろうが毎日パチンコに行っており深夜まで帰ってきません。しかし父が家に居ても緊張するのでいないほうがいいのです。
クリスマスケーキはスーパーで働いている親戚にケーキ販売のノルマがあったので、そこから購入していました。
誕生日はケーキすらないので、なんだかんだでクリスマスは楽しかったです。


タイトルに【悲惨】とか入れましたが私自身にはあまり悲壮感はなかったです。
サンタクロースって本当はいないので、自分で幸せを見つけるしかないんですよね(>_<)
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時間がないのでやっつけで描いたサンタ。


ちなみに2歳の娘にはキャラクターもののミニドレッサーを、0歳息子にはサンタの長靴をクリスマスプレゼントに用意しました!
喜んでくれるとうれしいです(^-^)