魚に羽根が

翼のある魚の絵

放置絵シリーズ 社会人編

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放置絵シリーズの続きです
上の絵は大友克洋の『AKIRA 』の影響を受けて描き始めたのですが、未完成で陰影が足りないです
ボールペンや油性ペンで地道に点描で描いていました
中途半端なので公開するのは恥ずかしいのですが…
未完成な理由は後述します
アップは多少『AKIRA 』っぽいかな?
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ここから絵の思い出社会人編
社会人になってからの絵画展では、思った以上にお金がかかります
キャンパスが50号なら一万円ぐらい、絵の出展料は安くて2千円、高いと一万円以上、送料は送るときと返送してもらうときそれぞれにかかります

4つ切りサイズの画用紙に、ボールペンと水彩色鉛筆で描いたこの絵が社会人になって初めて出品したものでしたが
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落選しました
それからはキャンパスに描こう、お金かかるけど、という方向に転換

私は100円ショップの筆(抜け毛ひどい)と、安価で扱いやすいアクリル絵具を使っていました
イーゼルはないので新聞紙やダンボールを敷いてから壁にキャンパスを立て掛けて描き、パレットは食品トレイか卵のパック(結構便利)、筆洗はプリンカップ
20代の女がおよそ興味をもつような、化粧品や服やアクセサリーなどは持たず、散髪も自分でセルフカット、普段着は絵具で汚れた芋ジャージ、節約のためまともな食事もとらない時期がありました
収入が少ないのと、少しでも貯金をしたかったので結構ストイックな生活でした

私の画風に合う現代アートっぽい絵画展の出展料は割りと高額で、安いところは風景画か人物画のオーソドックスな絵が多いため、出展している絵画展とジャンルが合っていないと感じていました

上の『AKIRA 』っぽい絵は出展料一万円以上する現代アートの絵画展に出品するために描いていました
しかし出展前に東日本大震災が発生
この黒い水に沈む街や人の絵はどう考えても当時出品できる絵ではありませんでした
何故かそこからこの絵を完成させることはなく、キャンパスに絵を描くことも辞めてしまいました
なんとなく情熱が消えてしまったというか…

最近はテキトーなプリントの裏に時々描くようになったので、また100均の画用紙にでも描いてみようかな


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